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歯科治療において、噛み合わせの治療を適切に行うことはとても重要なことです。普段の生活の中で、噛み合わせ(咬合)が原因で、こんな症状の方はいらっしゃいませんか?
このような症状で悩んでいる方は多いと思います。人の噛む感覚は鋭く、高さが少し高いと違和感を訴える方が多くいらっしゃいます。「昔はよく噛めたのに、こんなはずではなかった。」と言われることもあります。一般的にクラウンブリッジでも装着時は違和感を覚え、時の経過とともに慣れてきて違和感を感じられる方はいますが、本当にあっている場合と少しずれている場合となかなか区別が難しいです。しっかりと全体で噛んでいるかのチェックが重要になります。
他にも、臼歯(奥歯)に銀歯や被せ物がある人で、噛む面がツルツルになってはいませんか?
ツルツルすぎると奥歯のどの位置で噛んだらいいかわからなくなり、噛む位置が不安定になります。そうするとしっかり噛めないせいで、精神的にも辛くなってきます。また前歯の噛み合わせが昔と違っている、前歯が短くなりすぎて下の歯と当たらない、上の歯と下の歯の前後関係が昔と違う気がするなど、悩んでいる方も多いと思います。そういった方は顎もずれてきている可能性もあるので、噛み合わせの治療が必要となります。
以上の例のように顎がおかしい、噛み合わせが何ヶ月経ってもおかしい、などと悩んでいる方に当院の咬合治療をご紹介します。
これらを診査した後、通常の問題で解決できる場合は、簡潔に答えに導こうと思います。
しかし中にはさまざまな問題があり、症状の原因が複雑な場合もあります。そういった場合は、患者さんと相談の上、CTを使って顎の位置からの精密な検査を行います。CTで顎の関節の位置を撮影し、顎位置が通常の範囲からどの程度ずれているのかを診断します。長年生きていると咬み方によって顎がずれてきます。そこを調べるのです。
顎の位置関係とは、専門的な言い方になりますが、その方の上顎骨、下顎骨、関節円板の位置関係を、紙にトレースし視覚化します。そうすることにより、今の問題点は何なのかを把握します。この際にどれくらいずれているのかを数値化し、診断した上で顎の位置関係(顎位)を決めます。その結果を咬合器に反映し、歯の高さを決め、歯の形などを決めていくのです。
このようにして顎関節部位のCT画像の解析した図をもとに治療を行っていきます。
このような治療方法は、理論的で革新的な治療法であると考えております。
従来の歯科治療においては当院のような数値化したデータを用いず、「だいたいこれくらいの噛み合わせを上げるのがいいだろう」という経験則で行われることが多かったからです。
最終的には、前歯の出具合、臼歯部の噛む位置の当たり方を模型上で再構成し、診断した模型を見ながら、患者さんと相談の上、どこまで治療をするのかを決めていきます。患者さんにも無理なく治療を受けていただくために十分にお話をしてから治療を行います。
噛み合わせについて気になることがある方は、一度ご相談ください。
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